登場人物

# 以下は完全にネタバレ(しかもメモがいい加減な可能性あり)なので注意してください。単純に人間関係を確認したい場合は 登場人物(ネタバレ少) をどうぞ。













シーズン1

 舞台はイギリスの片田舎、ウィッチブリッジにある古い館。ここで暮らす人たちは、人形遣いと呼ばれる謎の人物に招待(拉致)されてこの館に足を踏み入れた。一度入れば出ることはできず、常にカメラで監視されている。部屋の扉にはあやしげな仕掛けがあり、開けようとすると小さな刃物で手を傷つける。また、部屋から出るには「テスト」と呼ばれる試練を受けなければならない。彼らはなんのために連れてこられたのか、人形遣いとは何者なのか、生きてこの館から出ることはできるのだろうか…?

フェザー

 プレイヤーの愛称。つまり、あなた自身。英語の Feather つまり羽・または羽ペンのことである。
 ある日あなたは、古い豪邸の一室で目覚める。ここがどこなのかよくわからない。二日酔いのような頭痛がする。ポケットにカセットテープが入っている。ラベルには「テープを聞け」と書いてあった。再生してみると人形遣いと名乗る男から一緒にゲームをしようと誘われる。

 日本語版ではフェザーと呼びかけられる場合と、モバゲーのユーザーネームで呼びかけられる場合がある。両方ともフェザーにしてしまうと違いがなくなってしまうので、この攻略ウィキではユーザーネームを「プレイヤー」と表記している。

 プレイヤーの性別により「少女」「少年」などと呼びかけられることもあるが、これにはバグがあって、男性でも「少女」と呼びかけられてることがある。

 また、このゲームのオリジナルはロシア語版なので、翻訳ミスでロシア語が残っていることがある。クエスト文や日記で「ペロ」と書かれているのは、ロシア語で羽ペンを意味する перо で、フェザーと同じ意味だ。

人形遣い

 プレイヤーたちをさらってきて屋敷に閉じ込めている謎の人物。姿を現さず、スピーカーで声だけ聞こえてくる。屋敷の各所にしかけられた監視カメラで閉じこめられた人たちを見ている。住人たちを人形に見立て、館の中で繰り広げられる出来事を自分がプロデュースする人形劇と見なしている。その人物像は「人形遣いの日記」や「ジョンの日記」から読み取ることができる。

「人形遣いの日記」から
・過去に脱獄しているが、別人の戸籍を利用してパスポートを得て、別人になりすましている(自分のはとこの息子)
・館に居座っているビクトリアとビルを録音テープで脅迫し(たぶん出たら撃ち殺すとでも)餓死させる。
・両親その他の遺産を手に入れる。
・家族を殺した犯人を探し始めるが、特定できなかった。
・容疑者とおぼしき人物を含む50人を、エーテルを使って拉致し、館に監禁、彼らを人形たちと呼ぶ。
・試練を与え続けられ、人形たちは次々に死んで行く(自殺?)。
・人形遣いが飽きたのか、館が一度解放されるが、3人だけ出て行こうとしなかった。
・この3人をアシスタントにして第二の人形劇が始まる。
・人形遣いが「彼女」を発見、たぶんジェニー。この時点で館に連れてこられた模様。
・医者であることを変われてジムが最初に拉致されてくる。また、次々に人形たちが連れてこられる。
・ジムがジャックを招待する。
・兄弟が争う様子を人形遣いは楽しんでいる
・ジムが自分に興味を持っていることを面白がっている

地下組織側のクエストから
・人形遣いの最初の被害者である50人は、3人を残して全員死んだらしい(ジャックが47人は灰の山だと言っている)。警察に踏み込まれていないところを見ると、この解釈が当たっているようだ。

ジェニー・ウォリス

 プレイヤーが最初に出会う住人。20代前半くらいか?彼女もまた人形遣いに拉致されてこの館に住んでいる。いつもキッチンにいて住人たちの食事の世話をしている。交通事故により12歳より前の記憶を失っている。

 ジェニーの記憶を取り戻すことが、シーズン1の重要な流れのひとつだ。記憶を失う前のジェニーはこの館に住んでいた女優の家族と交友があり、息子たち二人とは幼なじみ。館に残された家族の持ち物からその痕跡が読み取れる。誰にでも親切で料理上手。裏庭で編み物をしている。意外なことにプログラムも得意で、本人いわく、暇だったので勉強したとのこと。

「ジョンの日記」から
・ジョンのクラスに転校(あるいは編入)してきた同級生。
・ある日交通事故にあうが、怪我は大したことなかったようだ。
・ジェニーは愛称で、本名はジェーン。

シーズン2で
 あることをきっかけに本名のジェーンで呼ばれるようになる。

ジム・ファイアウッド

 ファイアウッド兄弟の兄のほう。館に来る前の職業は外科医。20代後半?リビングにいることが多い。フォロワーのリーダー。怪我の絶えない住人たちを、救急箱を片手に助けてまわっている。時々「フェアウッド」と表記されていることがある。弟のジャックとはギクシャクした関係。

フォロワーについて
 フォロワーは、もともとアリスという女性が作ったカルト集団で、館の主である人形遣いを崇拝している。理性を失えば人形遣いのために命すら捨てかねない。ジムはフォロワーたちに理性を保たせるために人形遣いを調べ、理解したいと考えている。屋敷に食べ物を運んでいるのはジム。どこから運び込んでいるかは明らかにされていない。

 ジムは、自分の活動を理解してくれる仲間が必要だと考え、弟のジャックに招待状を送って呼び寄せた。しかし、ジャックはジムの理解者にならず、反対勢力である地下組織のリーダーになった。後にジムとジャックが仲直りすると、アリスやフォロワー達からは敵対者とみなされる。

ジャック・ファイアウッド

 ファイアウッド兄弟の弟のほう。25歳くらい?いつも地下室にいることが多い。機械いじりが得意で裁縫が苦手。地下組織のリーダー。ジャックの方が弟であることは確かだが、翻訳ミスで兄とされてることがある。地下室で時々手に入る磁気トークンは彼の発明品である。翻訳の揺れでフェアウッドと表記されてることがある。

 兄に招待される形でこの館に入り、そのまま出られなくなる。兄が人形遣いに味方していることに腹をたてて、反対勢力である地下組織を作って活動している。そのため兄とはあまりうまくいっていない。

 フランスのソルボンヌ大学に留学し、奨学金をもらって勉強していたことがあるのでフランス語がわかるらしい。アメリカに渡り、バークレーで化学工学を勉強しようとしていたが、その前にジムから招待状を貰い、この館に捕らわれた。「化学の単位は持っていない」などと言うシーンがあり、ソルボンヌで何を専攻していたか良くわからない。

 ジョンの日記のサムと重なる点がある(糸を扱うのが苦手、など)

地下組織について
 ジェニーによれば「地下組織はジャックが率いる血気盛んな若者の組織」だそうで、ジャックはほとんどの時間を仲間と過ごしている。人形遣いを憎み、彼を倒すためなら手段を選ばない過激派である。ジャックは人形遣いのことを「あの狂人」などと呼んでいる(翻訳の揺れで、マニアックとかマニア野郎などと呼んでいることもある)。

タン・ナカムラ

 日系人。内気で礼儀正しく、子ども部屋でひとりで過ごしていることが多い。ジェニーとは友達になれたようだ。霊感があるらしく、屋敷に集まる霊と語り合うために降霊術を開く。はっきりものを言わず、たとえ話を好む。年齢不詳で、ジェニーは自分と同年代か年下くらいに思っているようだ。少女と表現されることがあるが、そこまで若くなさそう??フォロワーにも地下組織にも属していない。

 タンは本名ではなく、本当の名前はシーズン2で明かされる。クエストで中国神話のお面や中国の古典文学を要求してくることが多いが、祖父が中国人で、スピリチュアルなことを祖父から習ったとシーズン2で言っている。

ライアン・フォース

 屋根裏の住人。男性。年齢不詳。人形遣いそのものではないかと住人たちに疑われているが、本人は違うと主張している。人形遣い(声だけ)と会話しているシーンが何度かある。謎の多い人物で、コンピューターを相手に人間と話すように会話するとか、女装していることを匂わせるエピソードもある。人形遣いと対等に話す唯一の人物。なぜかタン・ナカムラとは仲が良い。

# 女装癖は単純に誤訳。英語版・ロシア語版を確認したところ、そのような設定はなかった。彼は人との交流を望まず、屋根裏に引きこもっており、ジェニーたちの接触を迷惑と感じている。ジェニーに気持ち悪がられるくらい人当たりが悪く、コンピューターがお友達であることは確か。翻訳されるとサッパリ伝わらないが、どうやらものすごい毒舌家らしい。


アリス

 名前だけは何度も出てくるが、シーズン1ではアリスのクエストはない。ジムとともにフォロワーのリーダー的存在。フォロワーを作ったのはアリスである。アリスが作ったフォロワーは館の主人である人形遣いを崇拝するカルト集団だった。アリスたちは人形遣いのためなら命さえ顧みない。盲腸で倒れ、ジムから手術を受けるエピソードが序盤にある。ジムがジャックと和解してからは、ジムと険悪な関係になるようだ。

 2015年ハロウィン関係のクエスト ホームアトリエ によれば、誕生日はハロウィンと重なるということなので、10月31日か、10月下旬だろうと思う。ジェニーがアリスにドレスを作ってあげたいと言っているので、ジェニーとの関係は良好のようだ。

 彼女はシーズン2で活躍する。

ビル

 アル中でヘビースモーカーの老人。喫煙セットと引き換えにジャックと情報の取引をする。どのような情報を提供してくれたのかは不明。シーズン1では名前しか出てこないが、実は重要人物でシーズン2で活躍する。ジョンの日記に出てくるビル(祖父の弟)とは別人。

エミリー・R(上映室のメモ)

 上映室に来るようにメモをくれる謎の女性。名前は最後のメモに記されている。かつてこの館につれてこられ、今はもういないプレイヤー。第一章の住人。

サム(名前だけ)

 エミリーの友達で、何かの理由で死んでしまった。エミリーはサムの持ち物の一部を、これからこの館に来るだろう、新しい住人のために残した。フォール家のサムとは別人。

ケイト・フォール(母親)

 女優。かつてこの屋敷に住んでいた。息子が二人いる。ケイト・バイロンという芸名で映画に出ていた。普段はイギリスで仕事をしているが、ハリウッド映画に1作だけ出演したことがある。終盤のクエストで「カトリーヌ・フォール」とも表記されている。カトリーヌとキャサリンは、同じ名前をフランス語風に言うか、英語で言うかの違い。ここでは単純に翻訳の揺れだと思う。

「ジョンの日記」から
・ウィッチブリッジ(イギリスの片田舎)に家族とともに住んでいる
・町でたまに気付かれるくらいの女優
・仕事で留守がち
・ジョン(兄)とサム(弟)という息子がいる
・ある日玄関から入ってきた何者かに撃たれ、一年後に死亡
・ケイトも愛称で、フルネームはキャサリン・エリサ・フォール

 

ウィリアム・フォール(父親)

 ケイトの夫。切手収集が趣味で、切手カタログの余白にメモを書き残している。童話の本の余白にも彼のものとおぼしき書き込みがみつかる。ジムは彼の筆跡から「クリエイティブではない、事務職の男性。編集者か出版者かもしれない」とプロファイルしている。

「ジョンの日記」からわかること
・ウィッチブリッジ(イギリスの片田舎)に家族とともに住んでいる
・ジョンとサムの父親
・妻は女優のケイト・フォール
・印刷業の社長
・玄関から入ってきた何者かに射殺され即死する

終盤のクエストから
・愛称はウィリーまたはウィル。

サム・フォール

 ケイトの息子で弟の方。ふわふわした金色の髪の少年で蝶の収集が趣味。手先はあまり器用ではなく、針仕事が苦手。そのためジェニーが蝶の展翅を手伝ったことがある。

「ジョンの日記」から
・ジョンの弟
・蝶をつかまえるのが趣味
・あやつり人形を扱うのは苦手(糸をからませる)
・毎年夏に「おじいちゃんとおばあちゃん」のところにあずけられる
・玄関から入ってきた何者かに射殺され即死

J (ジョン・フォール)

 ケイトの息子で兄の方。バイオリンを習っている。髪の色はブルネット(栗毛もしくは黒髪)。木のおもちゃの彫り込みからイニシャルがJであることがわかり、日記の断片から名前がジョンであることがわかる。

「ジョンの日記」から
・サムの兄
・バイオリンを習っている
・操り人形を扱うのが上手
・ジェニーと仲良し
・母親をとても愛している
・ネズミが嫌いで、幼い頃は屋根裏と地下室が嫌いだった
・屋根裏でひとりで過ごすことが多い
・ジャングル・ブックのモーグリが好き
・ある日何者かに両親と弟が撃たれ、助けようと父親の銃をもって駆けつけたところを警官に見られぬれぎぬをきせられる
・ぬれぎぬで隔離病棟か少年院のようなところに入れられる。刑は9ヶ月だったが脱獄を繰り返し長引く。
・脱走して家に帰り着くが、母親はすでに死んでいた。
・自分にぬれぎぬを着せた者を憎悪している。

ビクトリアとビル

「ジョンの日記」から
・ジョンから見て、祖父の妹と弟。子供たちは「おじいちゃんとおばあちゃん」と呼んでいる。
・アイルランドのダブリンに住んでいる
・サムは毎年夏になるとビクトリアとビルの家にあずけられている
・サムばかりかわいがり、列車のおもちゃをサムだけにプレゼントしようとしてジョンを怒らせたことがある
・ケイト、父親、サムが何者かに撃たれた時、警察を連れてくる。銃を持っていたジョンに罪をきせる。
・父親とサムの死後、半死半生のケイトの世話を名目に館に居座る

「人形遣いの日記」から
・ケイトの死後も館に住み続けている
・フォール家の財産には手をつけられなかったようだ(スイス銀行にあったため?)
・人形遣いに録音テープで脅され、館から出られなくなり餓死した模様。

ナン

 ケイトの息子たちの乳母。後にジェニーが館で捕まえたネズミにもこの名前をつけた。

「ジョンの日記」から
・ジョンとサムの乳母
・地下室でねずみをかわいがっている。家に禍がおこる前にネズミが消えると信じているから。

 プレイヤーレベル6で謎のメモをくれる人物。メモの内容は>Tのメモ
 カルマレベルの説明をしているので、人形遣いのようにも見えるが、Tというイニシャルは彼のものではない。
 Lv24で見つかる上映室関連のメモの主とは別人(名前が違う、上映室はエミリー)。









シーズン2の登場人物

 シーズン2はジャックが起こしたある事件の直後から始まる。シーズン1の主要キャラクターはすべて登場する。また新キャラも多数登場する。

用語:第一幕(第一章)について

 人形遣いが自分の犯罪を人形劇に見立てていることは「人形遣いの日記」などから読み取ることができる。この館にはプレイヤーたち以前に50人の「人形たち」が集められていたが、彼らはほとんど死んでしまった。3人の生き残りは開放されたが、この館を去ろうとしなかった。この最初の50人の物語が第一幕である。シーズン1では第一章と訳されていた。

 その後、新たな人形が集められ、再び人形劇が始まった。プレイヤーたちが繰り広げるシーズン1・シーズン2の物語は、第二幕にあたる。

フェザー(プレイヤー)

 主人公、つまり、あなた自身である。ジャックが起こした爆弾事件に巻き込まれ、シーズン2ではあなた自身が死にかけている。館に地縛している幽霊たちの手助けで復活を果たす。

ジャック・ファイアウッド

 地下組織の元リーダー。シーズン1の終わりで爆弾の暴発事件を起こし、シーズン2では半死半生の状態になっている。幽霊のレオナルド、兄のジム、プレイヤー等の活躍により復活するも、爆発の影響で視力をほとんど失った(少しずつ回復はしているようだが)。そのためリーダーを辞任するが、現在も地下組織の一員である。

ジム・ファイアウッド

 フォロワーの元リーダー。爆弾事件で死にかけた弟を救うため、幽霊のレオナルドに自分の精神力を分け与えていた。プレイヤーたちの助力で弟の手術を成功させる。シーズン1ではフォロワーの一員であるアリスと険悪になりかけていたが、その後の話し合いでリーダーはアリスに、ジムもフォロワーに留まることになった。

人形遣い(ジョン・フォール)

 彼は相変わらず姿を現さず、監視カメラで人形たち(住人たち)を見物している。シーズン1の人形遣いはサイコパス的な性格だったが、人形たちが死にかけたジャックとプレイヤーを救おうとするのを見て少し様子が変わったようだ。しかし非情な犯罪者であることに変わりはない。シーズン2ラストで、ついに素顔を現す。

 人形遣いがフォール家の長男ジョン・フォールと同一人物であることは、シーズン1の「ジョンの日記」「人形遣いの日記」等であかされている。フォール家は何者かにより撃ち殺され、ジョンだけが生き残る。警官が到着した時、ジョンがピストルを持っていたため、家族を斬殺した犯人として逮捕され、投獄される。その後脱獄し、人形遣いとして人を拉致しては、この館に幽閉しつづけている。

 シーズン2では、彼が起こしたとされる殺人事件の調査が大きな鍵になる。ジョンは何者かに襲われた家族を救うためにピストルを持って駆けつけただけだと日記に綴っているが、それが真実なのかどうか。ジョンが冤罪なのだとしたら、真犯人は誰なのか…?


ジェニー・ウォリス

 事故で12歳より前の記憶を失っている女性。シーズン1では彼女の失われた記憶をさぐるのが目的のひとつだったが、シーズン2ではその記憶を取り戻す。

 ジェニーは記憶喪失になってからこの館に連れてこられた。ここへ来る前の彼女は医者と母親から外出を禁じられ、学校にも通わず、暗い少女時代を過ごしていた。人形遣いに拉致されたころは未成年で、この館で多感な時代を過ごした。そのため他の住人のように館を出ることにあまりこだわっておらず、住人のために台所の仕事をすることに自分の存在価値を見いだしていた。記憶を取り戻してからのジェニーは、彼女なりのやりかたで人形遣いと対決するが、その結果、館を出る決意をして自ら地下組織に加わる。

イサミ・「タン」・ナカムラ

 シーズン1でタンと呼ばれていた日系人女性。シーズン2では自ら本名をあかし、イサミと名乗っている。イングランド生まれで、祖父が中国人。降霊術を含む中国系の知識は祖父から習った。

 彼女は第一幕の生き残りで、この館に来る前は検事だった。少女と表現されているが、検事であることなどを考えると年齢は30歳を越えている(!!!)。タンは人形遣いがつけたニックネームである。第一幕ではライアンと行動を共にしており、仲間内ではタイガーもしくはティグレス(雌のトラ)と呼ばれている。

 シーズン1では礼儀正しく内気な性格だったが、本来は自立した強い女性で、男勝りのリーダーシップを発揮する。シーズン1に引き続き、強い霊能力で幽霊たちと語り合う。

ライアン・フォース

 第一幕の生き残り。かつてはイサミ(タン)と行動を共にしていた。イサミからはドラゴンと呼ばれている。シーズン1では屋根裏に引きこもってパソコンをいじっている得体の知れない男でジェニーから気味悪がられていたが、シーズン2でもジェニーに少し嫌がられている。しかし、プレイヤーとジャックを救うために尽力し、そのことで他の住人との距離を少し縮めたようでもある。日本語に翻訳されるとほとんどわからないが、かなりの毒舌家という設定らしい。この館に来る前は法律関係の仕事についていたようだ(検事、弁護士、裁判官など)。コンピューターに詳しいだけでなく、機械工作も得意。

 シーズン2では、ライアンは「モンキー」と呼ばれる謎の人物を追っている。モンキーもまた第一幕の生き残りだが、何かの理由でライアンに憎まれている。ライアンは睡眠薬を塗ったボウガンやベトナムトラップを作り、モンキーを罠にかけようとするがうまくいかない。ジャックは怪我で大人しくなったが、代わりにライアンがひたすら過激である。その危険な行動にジェニーはそうとう腹を立てているが、タンはライアンを信じてほしいと言っている。ライアンは以前も毒舌だったが正義感のある男だった。それがなぜか変わってしまったのだと。

 フォロワーにも地下組織にも属さず、人形遣いには「逆らわない」という程度の忠誠心を表している。そのため人形遣いからやや特別扱いされている。モンキーに関しては人形遣いと利害が一致するらしく、罠作りに必要な物資の提供を受けたようだ。


 廊下の階段を降りてくる、白いモヤのようなもの。
 プレイヤーたちのいる現在から見て、過去に存在した人たちの魂を「霧」と呼んでおり、一人ではない。幽霊とほとんど同義語である。また、各幽霊たちの回想シーンで、記憶があいまいで名前や顔を思い出せない登場人物が「霧」と表現されていることがある。

幽霊:ドルイド(アーリーン)

 館に住み着いている幽霊。数百年前に死んだ古代ケルトの僧侶。ドルイドというのはケルト人土着の宗教における僧侶のことで、彼自身の名前はアーリーンという。死にかけたプレイヤーを導き、生き返る手伝いをしてくれる。

 もともとローマ人だったが、ケルト人(ローマから見ると野蛮人)として育ち、ドルイド僧になった。ローマとの戦争のさなか、死んだ王をクリプト(穴蔵、地下の墓所)に葬ろうとした時、天井が崩れて生き埋めになったようだ。王は死者の国に行けたようだが、アーリーンは地縛霊になってしまった。


幽霊:乙女(アラストリオナ)

 館に住み着いている幽霊。古代ケルト人の巫女で、薬草を使って人を癒すヒーラーだった。ダン神族の耳、癒す者などと呼ばれている。メイド、メイデンなどと表記されることがある。名前はアラストリオナであるが、アラストリアなどと誤表記されることも多い。

 ローマと戦争になった時、傷病兵たちを治療していたが、救護所を敵にみつかり放火される。その際に彼女の口から発せられた呪いは、どうやら現在まで効力を失わずに続いているようだ。

 親を失った戦士ウィレムの祈りを聞き届けるシーンがある。


幽霊:フィリダ(エスリン)

 館に住み着いている古代ケルトの幽霊。フィリダは宗教的詩人のことで、吟遊詩人と聖職者の中間的な役割をしていたらしい。主人公の助けで思い出した本当の名前はエスリン。

 幼い頃、戦死ウィレムに恋をして、ウィレムに生命の木のアミュレット(お守り)を手渡した。ウィレムが戦死したことを知り心に傷を負う。


幽霊:戦士(ウィレム)

 館に住み着いている幽霊。古代ケルト人の戦士で、ローマとの戦いで死んだ。ウィリアムと誤記されてる部分がある。戦場で父親を失い、その怒りと憎しみのあまり、守護してくれなかったケルトの神々を呪ってしまう。それが彼の足枷になり、死してなおこの地にとどまり続けた。


幽霊:レオナルド

 館に住み着いている幽霊。百年くらい前の人物だろうか。死にかけたジャックの魂をこの世に引き止めてくれている。強い感情をエネルギーとしており、最初はジムが自分のトラウマを増幅してレオナルドにエネルギーを与えていたが、次第に衰弱してジムまで死にかけた。そこでタンがケルト人たちの怨念を集めることを思い付く。

 古代ケルトの幽霊たちは、この館が作られるずっと前の人物だが、レオナルドはこの館が作られてからの人物である。彼の記憶は館で過去に起こった出来事だ。


幽霊:マダム・リネット

 図書館でブラグというカードゲームをやっている幽霊。年配の女性で男勝りの度胸がある。マリーという養女がいる。


幽霊:ケイレブ・アルフォード

 図書室(リネットのラウンジ)でカードゲームをやっている幽霊。翻訳の揺れで、ケイレブは「カレブ」とも表記されている(固有名詞くらい統一できないのか…)。「…でよろしかったですかな」が口癖。中年男性だと思うが、正確な年齢はわからない。

 リネットのラウンジに出入りしているので資産家であることは確か。どちらかというとお父さんが大金持ちで、ケイレブは二代目のぼんぼんといったところ。いちかばちか に「ウィリアム・アルフォードの息子なら、それくらいの金を用意できると、あなたは信じているようですね」という台詞がある。ロイヤルストレートフラッシュ でも父親をウィリアムと呼んでいるシーンがある。その一方で、誕生日 でリネットに父親の様子をたずねられて「医者がスティーブンに安静を言い渡した」という意味の返事をする(英語・ロシア語版共通)。

 ブラグの勝負でリネットに負けて多額の借金を背負う。そのことで腹をたてて、リネットの養女を襲おうとするが、逆にリネットに利用され脅されることになる。

幽霊:ウォルフォード卿(名前だけ)

 たぶんケイレブの父親。翻訳の揺れか語表記でアルフォードがウォルフォードになっているだけ。

以下はリネットとケイレブの関係者で、仲間で名前しか出てこない人たち

・スティーブン(ゲーム仲間?同じ名前の執事もいるが)
・リリー(ゲーム仲間)
・トーマス(ゲーム仲間)
・ジェイコブ・フォース(ゲーム仲間)←ライアンと姓が同じ?

・エミル(リネットの親類)
・ジョセフ(エミルのところにマダムが派遣した執事)
・ウイリー(リネットの使用人)
・ビル(リネットの使用人)
・アンドリアス・バークシャー卿(リネットのいとこ)

幽霊:マリー・オリアリー(幽霊)

 マダム・リネットの養女。年齢は16歳。父親はサミュエル・オレアリー卿で、マリーを残して亡くなった。使用人のレオ・ルウェリンという少年と仲良くしているが、そのことをリネットは良く思っていない。リネットはマリーを屋敷に閉じ込めて育てているが、マリーはその生活に息苦しくなり、おじのロバートのところへ一時身を寄せる。

 リネットの計略でケイレブと結婚させられ、二人の息子を儲けた。レオに心をよせつつ、運命にあらがうことはできなかった。暗い一生を終えたようだ。


幽霊:サミュエル・オレーリー卿(幽霊、名前だけ)

 マリーの父親。オレーリーはオレアリーと同じ(翻訳腐りすぎ、なぜ固有名詞くらい統一できないのか…)。晩年は家が没落して失意のうちに死んだ。ケイレブの父親とは友人だった。


幽霊:ロバートおじさん(手紙のあて名に出てくるだけ)

 フルネームはロバート・ソウリアー。マリーのおじ。


幽霊:レオ・ルウェリン

 リネットの使用人。手紙の代筆などをやっている少年。マリーと仲良くしているが、そのことでリネットから睨まれている。マリーから執事と呼ばれているが、おそらく召使いだろう。年齢はマリー(16歳)より年下。両親は借金が返せず破産して死んだ。遺産は管財人に没収され、レオはリネットに預けられる。リサという姉がいる。父親が日本に行ったことがあり、日本で覚えてきたというおりがみをレオに教えた。レオはリネットの使用人になってからもおりがみを趣味にしている。

 ロンドンで成功した姉に一緒に暮らそうと言われているが、レオはマリーを残して館を去ることができなかった。ケイレブがブラグの勝負に負け、怒りにまかせてマリーを犯そうとするが、偶然その場にいあわせたレオがぬれぎぬを着せられて刑務所に入れられる。数年の懲役ののち脱獄し、ケイレブを刺してしまう。マリーのところに駆けつけると、数年しかたっていないはずなのに、10年たっており、マリーは年をとって二人の子供までいた。大人になったレオは、幽霊のレオナルドと同一人物だった。


幽霊:リサ・ルウェリン

 レオナルドの姉。リサ・リウエルリンという表記で出てくる。両親が借金を残して死んだあと、リサはロンドンで働いていた。郵便代に事欠くほど貧しかったが、リチャード・フォールという貴族にプロポーズされる。豊かな生活を取り戻し、リネットのところにいる弟を呼び寄せようとしていた。


幽霊:リチャード・フォール

 レオの姉、リサにプロポーズした貴族。人形遣い(ジョン)のファミリーネームはフォールである。先祖だろうか?リサの手紙に名前だけ出てくる。



幽霊:スティーブン(名前だけ)

 リネットの使用人で、レオの上司。使用人頭とか執事とかにあたる役職。


幽霊:オリビア(名前だけ)

 リネットの使用人で、女中頭のような立場?使用人が病気や怪我のときにオリビアが手当てすることがあるようだ。

幽霊:謎のともだち

 レオと同じ監獄にいた囚人。レオに脱獄をそそのかすが、レオはこの人物の顔も名前も知らない。

ナット・トンプソン

 地下組織の一員? もともとシーズン1の登場人物らしい。Y!モ版では2015年12月にナットのクエストが追加され、6日後に削除されたので何だかさっぱりわからない人物。結局シーズン2には出てこなかった…!


アリス・グリーン

 シーズン1で名前だけは何度も出てきた女性。年齢はよくわからない。フォロワーというグループを作った人物。ジムとは違い人形遣いの信奉者である。ジムが弟と和解した後はフォロワーのリーダーをやっている。ジャックとは仲が悪い。誕生日は10月31日(彼女の誕生日はハロウィンと重なるのだと、ハロウィン限定クエストでジェニーが言ってる)。エリスという別名を持っている。ロシア語版ではアリサと呼ばれているので、コレクションウィンドウで「アリさ」という表記になっている。

 アリスの人生は波乱に富んでいる。母親はアリスを育児放棄し、向精神薬におぼれて死んでしまった。大人になったアリスは看護師になる。ある家で住み込みのナースをしていたり、エクセターの病院に勤務していたこともある。勤務していた病院に飛行機事故の患者が大勢運ばれてきて、命に順位を付ける作業を見て人生観に大きな影響を受ける。エクセターで肺炎が流行した際に、院内感染で複数の患者が死んだ。アリスのパートナーだった医師が責任をとわれて解雇される。アリスも病院をやめ、その後はサーカス団に加わりファイアショーをやるようになった。館の住人にファイアショーを披露するシーンもある。

 この館に連れてこられてからは人形遣いのことを先生と呼んで崇拝している。彼が与える試練を人生のレッスンと考え、試練を受けながら自分探しを始める。人形遣いはアリスが自由への渇望を捨てて自分の過去に逃避しようとするのを良く思わず、懲役刑と称して図書室のクローゼットに閉じ込める。アリスは崇拝する先生に見捨てられたことで少しずつおかしくなる。彼女の口から語られる過去は謎が多いが、シーズン2の最後に、それらが衝撃的な事実と結びつく。

エミリー(名前だけ)

 アリスと同じサーカスで働いていた友人。貧しい移民の子。どうやらアリスと同じく第一幕の住人だったようだ。もしそうなら、シーズン1で 上映室 に続くクエスト群のメモの主と同一人物だろう。彼女は第一幕を生き残ることができなかった。

サマンサ(名前だけ)

 アリスのサーカス時代の友人で、第一幕の住人だった。サマンサを愛称で呼ぶとすればサムである。サムは、シーズン1でエミリー・Rのメモに出てくる友人の名前だ。エミリーより先に死んでしまい、サムの持ち物を仲間内で分けたと書かれている。

ザカリー(名前だけ)

 エクセターの病院で、アリスのパートナーだった内科医。肺炎の院内感染で患者を死なせてしまったことで、責任を問われて病院を解雇される。彼もまた第一幕の住人であり、生き残ることはできなかった。

ビル・ゴードン

 シーズン1で名前だけ出てきた情報屋の男性。飲んだくれでヘビースモーカーの老人。ジャックが爆弾事件を起こした後は彼が地下組織のリーダーをやっている。若い頃は刑事(または探偵?)だった。同じく刑事の「じいさん」から、この館で起こった殺人事件について聞いた事がある。人形遣いに対しては、その境遇に理解をしめしつつも裁かれなければならないという立場で、何よりもまず真実を探ろうと操作を試みる。ジャックのような過激派ではない。

 ビルのクエストは、バーニーじいさんが残した操作の記録を洗い直すのが目的で、翻訳がいい加減すぎるのも手伝って正直よくわからないことだらけ。ただ、彼が最後に掴むのは衝撃の事実である。

じいさん(名前だけ)

 ビルの知人で、元刑事。ウィッチブリッジ(この館がある田舎町)で発生した連続殺人事件を調べていたが、何か情報をつかんだところで行方不明になった。ビルによれば、彼は死んだのだろう、とのこと。名前はバーニー。

 バーニーが調べていたウィッチブリッジの連続殺人事件は、現在でも犯人が捕まっていない。容疑者は何人かいて、そのうちのひとりにジョン・フォールがいる。しかし、バーニーも、ビルも、ジョンは無関係だと考えている。むしろ逆に、連続殺人犯がジョンの家族も斬殺したのではないか?


チャーリー(名前だけ)

 じいさんの助手で刑事。じいさんが現役を退いたあとは、チャーリーが捜査を続けていたようだ。館の中にバーニーが残した資料が沢山あるところを見ると、チャーリーは第一幕の住人だった可能性が高い。この館に操作に来て、人形遣いに拉致されたのだろうか。そして、生き残ることはできなかった。


マット・スタブリー

 アリスの知人で、現在もこの館の中にいる。

 ライアンとタンがモンキーと呼んでいる男。タンは彼の本名を知らず、ライアンがモンキーと呼んでいたと語っている。タンによれば、第一幕ではモンキーも含めた3人で行動していたという。つまりマットも第一幕の生き残りである。第一幕では3人が生き残ったとされている。

 ライアン、タン、マットが第一幕の生き残りだとすれば、アリスはいつ館に来たのだろう。第一幕にはアリスの友人たちが複数名いる。アリスもまた第一幕から生き残っているように見えるのだが、それは思い違いなのだろうか(注:当ウィキ筆者はシーズン3をやっておらず、海外のフェザーたちが作ったクエストリストを先読みしていないので、このあたりの事実関係がよくわかっていない)。

 マットはアリスと仲が良く、アリスが人形遣いに不信感を抱き始めると、たくみに近づいて最後にはアリスを手懐けた。様子のおかしいアリスを、ジムが心配して訪問すると、マットが割り込んできて邪魔をする。アリスは完全にマットに取り込まれ、最後にはマットを先生と呼ぶようになっていた。そして衝撃のラスト…!


終わりに

 これまで当ウィキ筆者は、Yahoo!モバゲー版でこのゲームをプレイし、あやしげな翻訳からなんとか情報を得ようとしてきたが、シーズン2はストーリーが複雑で、なおかつ翻訳が今まで以上に酷くなっており、日本語版から読み取るのが難しかった。

 特に分かりにくい部分は海外のフェザーたちが作った英語版、ロシア語版を読んで把握しようと勉めたが、ビルの事件捜査など、日本語版の意味不明な翻訳が邪魔をしてさっぱり頭に入らないというのが正直なところ。そのため、勘違いを書いている可能性が高いので、その点は御容赦願いたい。

 ゲームは小説とは違い、読者に与えられている情報は限られているので、そこから得られる解釈にも幅があると思う。プレイした人の数だけストーリーがあっても不思議はないので、このウィキの情報に満足できない場合は、ゲームから直接、みなさんなりの物語を読み取ってほしい。すべてのフェザーたちに幸運を。わたしは…日本語版はもういいです(げっぷ)。

  • 最終更新:2016-05-15 07:13:28

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